2017年4月10日月曜日

生きてます

ブログを放置すること一年半、豆吉の治療記事の途中で更新を止めてしまっていたので、
最悪の事態を想像されていた方もいらっしゃるかもしれません。
豆吉がお世話になっている獣医さんもそう思っていたそうです(^_^;)

ネブライザー治療のご報告が途中でしたね。
あれから一応の区切りが付くところまで治療を続けました。
残念ながら、さほどの効果はなく、「元気にしてあげられなくてごめん」と獣医さんに謝られました。

私にはその行為が清々しく受け取れました。
獣医さんは豆吉のために分からない事がないか、知らない治療がないかと調べてくれました。
そしてそれを包み隠さず私に教えてくれて、時間をかけて治療方針の相談をしてくれました。
まめが病んで3件目の獣医さんでしたが、「この人とならまめの病気と一緒に戦えそう!」そう思った獣医さんでした。

久々の更新のきっかけは、またその獣医さんに受診したからです。
くしゃみ、鼻水、運動時やドキドキした時の開口呼吸、
相変わらずの症状でも、低空飛行で過ごしていた豆吉さん。

先日、爪が根元から折れてしまいました。
夜中に折れたらしく、朝起きたら床も壁も豆吉の血で水玉模様。
まめは右足を上げて片足立ちで、その足があるあたりのお腹は血がついている。

最初は餌を引きずり倒して血だらけになったのかと疑いました。
よくよく考えれば、そんな事では追いつかないほどの血液の量なのに…。

まめに声をかけると足が見えた、右足の第1肢の爪がない!
根っこのような白い細いものが残っている!!
右足が度々痙攣してる!!!

時間外ですが病院に電話して留守電に状況説明と時間外診察のお願いを残しました。
その日は運悪く、先様へ重要な書類の提出の為に出勤しなければならない日でした。
遅刻はさせてもらったとしても、全く事務所に行かないわけにはいきませんでした。

病院からの連絡を貰い、すぐに向かいました。
出血による貧血症状が酷いため麻酔は無しで(゚д゚lll)残っていた白いものは切断、
傷口は様々な状況を鑑みて焼くことになり、
術後感染症を防ぐ抗生物質も今の状態では出せないとなりました。




2015年9月3日木曜日

思わぬ治療(ネブライザー)の穴

ネブライザーも届いた
さあ、病院で薬を貰ってネブライザー治療開始!!

豆吉には2種類の薬が処方され

初診料と薬代で3万円、薬は50mlずつでした

ネブライザーには薬の量が少ない場合のアダプターが付いていて、
それには「5ml以下の場合」と書いてありました
ただ、そのアダプターを使っても1~2mlは霧化できず残ると説明書に書いてありました

ネブライザーは朝晩と一日2回、
5mlずつ朝晩使ったら1日10ml、
3万円の薬は5日でなくなってしまいます

10日で6万、1か月で18万 (@_@;)

最初の3万は初診料も入っていたし、次回からは2万6千円くらいだったので正味はもうちょっと安かったのだけど・・・先を考えて悩みました

ネブライザー治療は自宅で出来て、苦痛を伴わないけど効き目が柔らかく、治療期間が長くなる傾向にあるとか

この治療はいつまで続くんだろうか?
一月18万近くかかる治療をいつまで豆吉に受けさせてやれるだろうか?
ペット保険に入って置くべきだったか・・・(でも鳥は生後3~5年までしか入れないんだっけ?)

豆吉の事を「家族」と言っておきながら金の算段をする私
豆吉が人間の家族だったら、破産ギリギリまで治療をしたんじゃないのか?
自分はいったいいくらまでこの治療にお金を出せると思っているのか?
その金額を超えた時、豆吉の治療を止めて、命が尽きるのを待つ暮らしを選ぶのか??
それは「買った値段より高い治療費なんて払えん」と言って
病気のペットを捨てる飼い主と変わらんじゃないかー!?!?!?


動物を飼うなら家族として迎えて、
病気になっても見捨てずに愛情を注ぎ手厚いケアをしてあげて、
天寿を全うさせるべき、

そう思ってました。
当然でしょ?と思ってました。

でも、毎月18万の治療費に直面したら揺らぎました

自分が情けなくて、「私はふくろうを飼う資格なんか無かったんだ、
考えが甘かったんだ、もっと飼育について勉強してれば病気を防げたんじゃないのか・・・」

随分、自分を責めました…そんなことをして事態が良くなるわけでもないのに。

「ネブライザー選び大変」と思っていた私は全くの甘ちゃんでした。



ネブライザー適合薬種

コンプレッサー式、メッシュ式、超音波式と、方式の異なるネブライザー
方式が異なれば適する薬液=使える薬も違ってくるんだそうです。

◆ 方式の説明図 を参考にしたサイト

健康fanサイトの適合薬種のページ (結構下の方です。スクロールをば)

オムロンのネブライザーに関するQ&Aページ (適合薬種の表にも辿り着けます)


私はコンプレッサー式と超音波式でどっちにしようか迷っていました。
(前述ですが、メッシュ式は目詰まりなど手入れが大変との事だったので除外)

コンプレッサー式の方が適合薬種は多く、
超音波式は粘度(薬の粘り気)が高いものは霧化出来ないそうです。

オムロンさんのカスタマーに電話したら
「使う予定の薬液を病院に確かめてください、それが実験結果にある薬でしたら霧化率についてご説明できます」だそうで、病院に聞いてみました。

したらね、

豆吉の主治医さんは『使用する可能性のある薬』として4つの名前を教えてくださいました。
そして、オムロンさんには4つのうち3つの薬は「実験結果が無い」と言われました。

豆吉はカビやウィルスに呼吸器官が冒されているという所見を基に、
それに対抗する薬を使う予定だそうです。

しかし、ネブライザー(オムロン)は人間用のネブライジングが前提であり、
カビやウィルスの薬を人間がネブライザーで使用することはどうやら無いらしく、
もし人間の肺がカビやウィルスに侵されていたら即入院でみたいでして、
ネブライザーで呑気に治す事なんて無いみたいなんですよね。
だからだと思うんですが、カスタマーセンターのお姉さんによると
『ネブライザーでは通常使用しない薬だそうで実験結果がないそうでございます』って事らしい。

※このへんのお話の正確なところは保証できませんのであしからず。


ちょっと話は逸れますが、オムロンのカスタマーセンターさんには本当に感謝しています。
電話口のお姉さんは機械の性能や適合薬種について資料以上の事は分からないのですが、
適当に答えたり「こちらではそれ以上の事は分かりません」とあしらう事なく、
担当部署?者?に確認しては折り返しの電話をくれるというやりとりを何度も丁寧にしてくれました。

『カスタマーセンターの担当者が分かんないじゃダメじゃん』と言われそうですが、
無理もない…というのが私の感想です。

粒子径と表示されている、薬を霧状にしたときの霧粒の大きさ、
μm(マイクロメートル)という単位ですが、← 最初読み方も分からんかった(笑)
パンフレットには「1~8μm」や「1~5μm」と、書かれています。

病院の先生には『粒子径は細かい方が、3μm以下が良いとする文献があります』と聞いていました。

さて、3μm以下の粒子径をより多く作り出せるのはどっち?という私の疑問。
他にも『この薬液は希釈した状態で』とあるけど・・・
希釈に使うのは生理食塩水と蒸留水、適しているのはどっち?とか、
2種の薬液を混合してネブライザーに使用した時の薬の変質や霧化への影響はあるか?とか・・・。このあたりの疑問は主治医の先生と話していて出てきた疑問です。

ここからも私の憶測の話。 各ネブライザーの機能は開発時に技術者さんが測定してるんだと思いますが、
パンフレットに表示するときには一定の基準に沿った表示になるんだろうなぁ、と。

電話口のお姉さんは表示の説明として『霧化した粒子の80%が1~8μmであったという内容でございます』と教えてくれましたが、
1μm、2μm、3μm…8μmの夫々がどのくらいの割合で存在しているのか?
「1~8μm」の機種と「1~5μm」の機種のどちらが1~3μmの粒子の割合が多いのか?
私の疑問は理解してくれましたが、それについては簡単には確認が取れないようなので私から「もういいですよ」と遠慮しました。

電話口の方は『人が自宅でネブライザーを使うという事は機械の不具合が人命にかかわる』という責任感を持って対応なさっていました。
ペットの治療を目的としている私が電話でいろいろと質問したのは本来の目的から外れていると思うと申し訳なかったです。

ただ、現代ではペットの治療にネブライザーを使う事は結構ある事のようです。
ペットの治療が高度化している今、メーカーさんには動物の治療の分野にもケアをいただきたいと願っています。


実験結果が無いと言われちゃー・・・やってみるしか無いやね

使用予定の薬に関して欲しいデータは無い、薬が変わる可能性さえあるかもしれない。
いずれにしても正確なところは分からないから薬の適正を考えてネブライザーを選ぼうとしても
「超音波式は粘度の高い薬は霧化しにくく、コンプレッサー式の方が霧化する薬は多い」という言葉に集約されてしまうのだ。


結局、主治医とも相談して「音が静か」という利点を最大に重視して超音波式にしました。
粒子径はより細かい粒子を目指した結果が「1~5μm」になったんだろうと解釈してそちらを選びました。

さあ!これで治療開始です!!

そしてもう一つの落とし穴に見事に私はハマるのです・・・




2015年8月21日金曜日

ネブライザー選び その①

どんなネブライザーがあるのか?こんなサイトを参考にしました。


独立行政法人環境再生保全機構 ERCA Environmental Restoration and Conservation Agency

















私は主治医さんとも相談の上、音の静かな超音波式を選びました。

ジェット式は空気を圧縮して放出するときに音が出るそうです。
どのくらいの大きさなのか?メーカーや機種によって音の大きさは違うのではないか?
最新の機種なら静かになったのでは?
YouTubeに使用時の動画がUPされていないか?(見つからず、超音波式で猫?に治療している動画は見ました)と、細かい検討もしましたが、
「寝ている時に発作を起こし吸入すると、本人も家族も音で起きてしまうので超音波式に変えた。」というレビューがあったのでそれなりに煩いのでしょう。
私の場合は「ジェット式は音がする」という大雑把な結論で避けて良かったと思います。

メッシュ式も音は静からしく、メッシュ式も視野に入れましたが、
オムロンが出してるメッシュ式のレビューを見たら「コンパクトで持ち歩きには便利!外出先で安心!ただ薬が目詰まりする、手入れが大変」とあったので除外しました。

豆吉は怖がりさんだし、「音が静か」を第一条件にしましたが、
悩ましかったのは適合薬種でした。
次回はそれについて書いておこうと思います。




治療用ネブライザー購入

豆吉はネブライザー治療をすることになりました。
今後、ネブライザー治療をする飼い主さんの参考になればと、
いろいろ書き留めておこうと思います。

ネブライザー治療の利点のひとつは「自宅でできる」ことだそうです。
注射や他の方法で薬を投与するには通院が前提、
「注射の為に毎日一週間同じ時間帯に通う」・・・難しい、
一週間だけ通えば良いってわけではないですし。
なのでネブライザーは購入する事になります、選ぶの大変でした。

そもそもネブライザーって何?

「耳鼻科とかで吸入とか吸引って言われて口に当てて吸い込むアレです。」
豆吉の先生、分かりやすい説明ありがとう。

ネブライザーって売ってるの?

売ってるものなんですね(^^;)
喘息の方が自宅に用意しておいて発作の時に使用するそうです。
昔は病院から紹介されて購入してたと思いますが、今はネットで簡単に買えます。
この人間用のものを工夫して豆吉の治療に使うわけです。

どれを買えばいいの?

・・・悩みました(´・ω・`)
なにせ相手はメンフクロウ、じっとしているのも難しい。
プラケースに閉じ込め、その中にネブライザーで霧化した薬を充満させて
呼吸とともに吸わせる方法がフクロウや動物には一般的らしく、
私もその方法をとるべく準備しなければなりません。

すったもんだの結果、私が購入したのはコレ
新鋭工業株式会社の コンフォートオアシスKU-200

次回は選んだ理由について書いておこうと思います。















2015年6月22日月曜日

メンフクロウの呼吸

海外の動画配信でメンフクロウの子育てが見られました
今年の春は卵の頃から巣立ちまで、ずっと見守る事が出来ました
メンフクロウのお父さんはせっせと野ネズミを取って来て
お母さんは自分で食べたり子供に食べさせたり、
無事全員大きくなってぎゅうぎゅう詰めの巣箱は面白かった(笑)

そして、見ていて気になることがあったのです

それはメンフクロウのお母さん
時々口呼吸をしていて、それも結構激しくて辛そうに見えるのです
暫くすると治まって、何事も無かったような感じ

何か病気なのか?
ネズミに病原菌や毒のようなものが含まれているのか?

分かりませんが、どうやらこのお母さんはここ数年毎年子育てをしているらしく
少なくとも過去数年は子育てをするくらいの健康状態で、
今年も子育てをするくらいの状況なのだと思います

病気を抱えながら生き続け、飼育下の個体よりも早く寿命を全うする…そういったことも考えられます

しかし、口呼吸で苦しそうな姿は豆吉そっくりでした(TーT)
酷くなったり少なくなったりするけど、
今でも口呼吸は見られる豆吉

それでも生きていてくれてありがとう


2015年6月19日金曜日

髪の長い人はご用心 完

ペリット出ました!
見た感じ髪の毛が飛び出して居る事も無い、普通のペリットでした

これまで豆吉が誤飲したのは・・・

★ペットシーツを留めていた養生テープ
★ぬいぐるみの一部

くらいでした
いずれもペリットで出てきて「食べちゃってたのー?!」という有様でした

この度、誤飲に髪の毛が加わって、反省しきり・・・


ちゃんと掃除機かけます


掃除の出来ない人はペット飼っちゃいけませんね